とても寒い日が続いていますが、先日、友人からとってもあったかいメールが届きました。
内容は、「結婚式の日にちを決めました。招待状を送りたいので住所をおしえてください」という文面でした。大学時代のバイト先で3年間一緒に過ごした先輩同志の結婚ということで、本当に嬉しくなりました。
それと同時に私は生まれて初めて結婚式の招待状を受け取ることになります。
親せきの結婚式には何度か出席させてもらったことがあります。でも、自分宛ての招待状はこれが初めてです。
結婚式のお打合せが始まって、まず決めるのは「招待状」です。
結婚式に呼びたい人をリストアップして、住所を調べ、デザインを決めて…
いわば結婚式への初めの1歩なんです。
携帯やパソコンのメールが主体となったこの時代でも、一枚一枚宛名を筆ペンで、手書きで書いてくださる新郎新婦が多いのは本当に素敵なことです。
宛名をゆっくりと丁寧に書きながら、その人との大切な思い出や、結婚式への思いを思いめぐらせているのです。
また、招待状を発送する日も、「吉日」と呼ばれる日柄の良い日に送ることも多いです。これは縁起物の招待状の消印の日付が吉日になるようにする、二人の配慮です。
結婚の報告をかねてわざわざ自宅に訪れて手渡しする人も少なくはありません。
場所や時間だけを確認して、意外と目を通さない招待状。
招待状には新郎新婦の「結婚式」への前向きで真剣な思いがこもっています。
このお仕事をさせていただいていると、年に何回も招待状の打ち合わせをします。でも、毎回毎回感じること、それは
「これからこの2人の結婚式をお手伝いするんだ」という思い。
嬉しさと責任を実感する瞬間です。
新郎新婦のスタートであるとともに、私たちブランベージュスタッフとお二人とのスタートでもあるのです。
これから届く友人の結婚式の招待状。
きっと私の一生の宝物になります。
招待状を受けとる側、送る側。
たくさんの思いを感じた谷村がお送りしました。
愛知県安城市の結婚式場・ゲストハウス
ブラン:ベージュ