私が初めてブラスの結婚式を見たのは高校3年生の冬でした。
新郎新婦の1番近くでキラキラした笑顔をして優しく見守っている
担当プランナーを見て、「私もああなりたい」
と思ったことすごくよく覚えています。
それからサービス、サブ、BGM…たくさんの形で結婚式に携わり
初めて「担当プランナー」としてデビューしたのが
2014年11月22日。
初めての担当と知りながら、私が担当することを受け入れてくださりました。
お2人からいただく質問に対して、全て即答出来ていたわけではありません。
「確認してきます」と言って席を外したことも
段取りが悪く打ち合わせが長くなってしまった日もたくさんありました。
それでも優しく見守ってくださり、当日まで私に担当を任せてくださりました。
ついに迎えた11月22日当日。
いつも働いている会場。
毎日見ている待合、チャペル、披露宴会場。
それでも、たくさん打と合わせを重ね、たくさんお話しをして、一緒に考えてきた
新郎新婦がタキシードとドレスを着て、そこに立っているだけで
いつもとは全く違う空間に思える程、見える景色はガラッと変わりました。
緊張している姿
ゲストの方のお顔を見て安心している姿
想いが込み上げて涙する姿
幸せに満ち溢れて思いっきり笑う姿
その全てを担当プランナーは見逃すことなく1番近くで見ることができます。
お2人が笑っているとこちらも自然と笑顔になって
お2人が泣いているとつられて涙が出てきて
「一緒に笑って一緒に泣く」
ありきたりな言葉ですが、実際に言葉の意味を実感させてくれたのも
担当プランナーとして結婚式に携われたからです。
あれから5年が経って
10件、50件、100件…
と担当をしても結婚式に慣れることはありません。
ゲストのことを想って悩む姿
2人で力を合わせて準備を頑張る姿
結婚式を楽しみにしている姿
を見てきたからこそ
2人が笑っていれば私も笑い
2人が泣いていれば私も目に涙があふれる
そんな言葉にしたら当たり前のようで
実際はなかなか出来ない最高に幸せな経験を
今までに担当させて頂いた114組のご夫婦が私に何度も感じさせてくれました。
新郎新婦だけではなく114組の結婚式にご列席いただいた
ご家族やご友人、ゲストの皆様にも
2人を想って涙する姿、2人を囲んで笑う姿
その全てを見て「2人は幸せだな~」と私も幸せになります。
担当として特等席で新郎新婦を見守り、2人とゲストの想いに触れ
担当として結婚式に携わる
一貫性のブラスで担当ウェディングプランナーとして見えるかけがえのない景色は
新郎新婦と同じく、きっとこれからも色あせることなく私の一生の宝物です。
新郎新婦が1日の初めに見せる照れくさい、恥ずかしいという感情は
本当にお互いのこと、ゲストのことが大切で大好きな証拠。
顔を見ただけで涙があふれたり、声をかけられる度に笑顔になるのは
その瞬間が最高に幸せで、周りの方々に恵まれているからこそ。
何年たってもその気持ちをわすれずにこれから何十年先も
夫婦、そしてお互いの家族や友人と手を取り
幸せな未来を歩んでいけることを願っています。
小林由依